物品は、ずっと使い続けられるとは限りません。
いわゆる設置物などは、どこかのタイミングで限界を迎える事もあります。
様々な雨風などによる脅威があり、ダメージが生じるケースも少なくないからです。
そこで気になる太陽光発電の耐用年数はどのくらいなのでしょうか?
太陽光発電の耐用年数は?
寿命はおおよそ20年
太陽光発電は火力発電や水力発電といったものではなく、直接太陽の光を当たり続けたり雨風に触れている為、環境の影響により寿命がくることがあります。
国税局が定めている太陽光発電の耐久年数は17年とされていますが、国税局が定めた耐久年数は個人事業主や法人で太陽光発電を購入して設置している方に向けられた耐久年数であり、一般家庭に備え付けられている太陽光発電機は、メンテナンス次第で30年以上発電機として活用できると考えられています。
実際にある発電所で設置されている太陽光発電機は、設置後20年経った今でも故障もなく問題なく発電をしている事から、法定耐久年数より太陽光発電機がどれだけ稼働範囲として持ちこたえるのかは未知の世界ともされています。
そもそもソーラーパネルに対しては、様々な脅威があることは間違いありません。
温度や潮風や湿度などと、色々な脅威が存在する訳です。
ただしパネルに対する脅威は、ある程度緩和させる事はできます。
様々な施工や補強などによって、それなりに食い止められる事例もあるからです。
それとパネルに対するメンテナンスに左右される一面もあります。
きちんとメンテナンス作業を行った方々は、40年近く使い続ける事ができている事例もあるからです。
逆にメンテナンスを怠ってしまった時などは、やはり13年前後などと年数も短くなる傾向があります。
結局は太陽光発電に関する耐用年数は、ケースバイケースと言える訳です。
長く使い続けたいと望むならば、やはりメンテナンスや補強などを行う事が大切とも言えます。
また、パネルを設置する場所にも左右される一面があります。
潮風が多い場所などは、それなりにパネルに対するダメージも蓄積しがちです。
逆に海から離れたエリアなどは、それほど大きな損傷も発生しづらいですから、年数は長くなる傾向があります。
ただし、これは何事もなくソーラーパネルを使い続けた場合、これくらい持つという目安に過ぎません。
台風などでソーラーパネルが吹き飛ばされて、3年しか持たなかったという例も当然あります。
なので、台風が多発する地域、あるいは天候が不安定な地域にソーラーパネルを設置する場合、寿命はだいぶ縮まることでしょう。
ちなみに、寿命がおおよそ20年といっても、
その間常にフルパワーで稼動し続けるわけではありません。
ソーラーパネルを接置した直後と、20年後とでは、発電効率が多少違ってきます。
その差は、おおよそ10%ほどなので、今ソーラーパネルを導入した場合、
20年後の稼動効率が90%ほどに下がることは覚悟しておいたほうがいいでしょう。