太陽光発電は儲かるの?
太陽光発電に関しては最近益々安価になってきたので昨今では、設置する家庭が多くなってきています。
いわゆる太陽光発電による売電というシステムに着目をして、利益を目指す方々も少なくありません。しかしここで考えたいのは太陽光発電は儲かるのかという点です。
儲かる確率は非常に高い
現状、太陽光発電への投資は、儲かる確率が非常に高いとは言えますが、誰がどうやっても必ず儲かるとまでは言い切れません。
結論を申し上げれば、それは状況や努力次第と言えます。
できるだけコストを抑えた上で、それなりにリスクを軽減できれば、儲けられる可能性は高まります。
それを怠ってしまえば、利益率が低くなる事もある訳です。
どうすれば儲かるの?
コストを抑える
太陽光発電は当然ですが初期費用として設備を購入することになり、それを設置後の発電を売電して儲けを出すという仕組みになっています。
ですが、太陽光発電には当然メンテナンス代があるために、それを差し引いて儲けが出るかどうかを調べておかないといけません。
まず設置した時の料金を回収できるかどうかを考えれば、やはりコストを抑える事は大切なポイントになってきます。
また直接的に儲けという点ではないのですが、太陽光発電で作った電気を自宅用の電気として扱う際には、その分だけ電気代が安くなるのでその点はお金が増えるという点ではないメリットとなるのも計算しないといけません。
それと太陽光発電の大きなデメリットとしては天候に影響されるという点があり、これによって定期的な収入が計算しずらいという点も考えないといけません。
これらの点を考えると初期の設備費をできるだけ安い業者に頼んでもらい、そのうえで利益を出すためには初期投資を回収する大体8年ほど経てば利益が出るという計算になっています。
太陽光発電を含めた再生可能エネルギーの固定価格買取制度(※固定価格買取制度とは、再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する制度です。)が始まってはや5年、電力会社による電気の買取価格は下落を続けており、当初は42円だった太陽光で発電した電気の買取価格も今では29円まで下がっています。
この事実だけを見ると、買取単価が30%も下がっているのだから昔のように設けることはできないんじゃないか、本当は赤字になってしまうのではないか、と疑問に思う方も多いと思います。
しかし、結論から言えば太陽光発電は今でも儲かります。
その理由はずばり「イニシャルコストも下がってきているから」です。
5年前は5KWの容量の太陽光発電設備を導入するのに300万円程度かかっていましたが、現在では200万円強で導入することができます。
これは各メーカーが太陽光パネルやインバーターといった機器を低価格で流通させるようになったことに加え、太陽光発電設備を設置する電気工事店も最近では以前ほど需要が無くなってきているため工事価格を下げていることが要因です。
さらに、最近ではメンテナンスコストや保険料も以前に比べると安くなってきているので、ランニングコストも5年前よりも低くなっています。
このことから、買取価格が下がった今もなお太陽光発電は確かな利益が見込める投資先であり続けています。
保証がしっかりしているメーカーを選ぶ
それと破損リスクなども考えておく必要があります。
万が一パネルが破損してしまえば、補修費用なども生じてしまう訳です。
できるだけ破損が発生しづらい状況を構築する事も、利益率には関わってきます。
逆に言えば、そういった点をきちんと心がけていれば、利益率が上がる可能性もある訳です
昼間の電気消費量を減らして安い夜間電力を使うようにする
また、太陽光発電で作った電気は使用する電気代よりも高額で買い取ってもらえますので、発電している日中は出来るだけ電気の消費量を減らして売電に回して、自分は安い夜間電力しか使わないようにすれば太陽光発電で利益を多く出すことが出来るのです。
メガソーラーを建設する
また、自分が所有している空き地を利用してメガソーラーを建設した場合、買い取り価格は20年保証になりますので、10年で初期投資を回収して残り10年分の発電は全て収入になります。
つまり投資した額のおよそ倍の利益を出すことが出来ます。