メーカーの特性
太陽光発電のパネルは大手電子機器メーカーをはじめ様々な国内外のメーカーが独自の商品を取り扱っています。分かりやすい室内用のモニターが付属している、エネルギー変換率の高いモジュールを持っている、パネルの形状が異なるなど、それぞれ特徴があるため、目的に合わせてしっかりと選ぶことをお勧めします。
こちらでは、国内主要3メーカーの特徴を紹介します。
東芝
東芝の太陽電池モジュールの特徴は、発電効率が非常に良いということです。
この点で東芝の場合は、単結晶系のセルを使用しているため変換効率が高く発電効率が世界第一で21.2%なのです。
つまり、同じ太陽エネルギーを吸収した場合には東芝のほうが他社よりも多く発電してくれるわけです。
ですので、都心などに住んでおり、屋根が小さくて変換効率にこだわりたいと言う方にはオススメです。
また、実は東芝は無償システム保証15年、パネル出力保証25年であるということです。
太陽光パネルの多くのメーカーはほとんどが10年か15年ですが、東芝は25年と他社よりも長く保証してくれます。
ですので、安心して設置することができるのです。特にモジュールよりも心配なのは周辺機器の耐久性です。
一般的に周辺機器の耐久性は10年ぐらいと言われています。
東芝は無償システム保証15年、パネル出力保証25年なので、こうした面でも安心できます。
パナソニック
パナソニックの太陽電池モジュールの特徴は、熱に強いということです。
太陽光パネルは一般的に結晶シリコンで作られていますが、結晶シリコンの太陽光パネルは温度が高くなると発電量が下がるという弱点があります。
この結晶シリコンの弱点を補うため、熱に強いアモルファスシリコンで結晶シリコンを挟み込み、熱に強く発電量の多い太陽光パネルが完成しました。
ですので、夏が暑い地域での利用でも安心して使用することができます。
他にも、独自の工法でさまざまな形状の屋根や瓦に着けることができる、無償システム保証15年などの特徴があります。
シャープ
シャープの太陽電池モジュールの特徴は、リーズナブルでイニシャルコストを大幅に抑えることができる点です。
実はモジュール当たりの価格が一番安いのがシャープなのです。
つまり、一番安く導入することができる太陽光発電であるといえます。
実際、太陽光発電を設置したい場合にネックになるのが設置費用です。補助金の制度はありますが、それでも決して安い買い物ではありません。
また、国内メーカーで、変換効率も17%あり、保証もしっかりしているので、コストを抑えてリーズナブルに太陽光機器を設置したい方にオススメです。
このようにメーカーの選び方によってメリットが大きく異なってきますので、しっかり特徴をおさえておく事が大切です。