太陽光発電は基本的にはメンテナンスフリーと思っている人も少なくないようです。
しかし、太陽光発電システムは屋外に設置されているものであり、いわゆる機械ものでもありますから、メンテナンスが必要になります。
どんなメンテナンスが必要なの?
太陽光発電システムを販売しているメーカーや販売会社が10年以上の長期に渡る保証期間を設定しているので、太陽光発電はメンテナンスフリーということが言われているわけでしょうが、太陽光モジュールの寿命は大体30年から40年ほどです。
その間、効率的に発電を行うためにはメンテナンスが必要です。
ガラスのカバー
重要なメンテナンスはガラスのカバーです。
太陽光発電を行うためには太陽光を吸収する必要があります。そこで使われているのが保護カバーです。
このガラスのカバーがもし傷ついていたり、さらには曇っていたりするとどうなってしまうのでしょうか。
当然ながら、太陽光が通りにくくなりますので、結果的に発電量にまで影響してしまいます。
発電量に影響してしまうということは、つまり売電収入にも直接影響してしまうので、こうしたカバーのメンテナンスというのは非常に重要なのです。
では、なぜメンテナンスがついおろそかになってしまう場合があるのでしょうか。
それは太陽光パネルを設置する場所が屋根ですので、メンテナンスしにくいという理由があります。
なかなか簡単にメンテナンスができないのです。
それで、太陽光発電を考えているのであれば、定期的に保守、メンテナンスしてくれる業者がおすすめです。
パワコン
10kwh以上の事業で行っている太陽光発電ではそれぞれの規模によってメンテナンスコストは違っていますが、10kwh未満の住宅用のメンテナンスは国の資料などによると4年に一度程度の定期点検が必要であり、20年の使用までにパワコンの交換が必要となっています。
もちろん、保証期間を過ぎた場合の機械的な故障などは実費がかかる計算になります。
これらのコストは太陽光発電の売電価格に含まれているとされているので、やはり考慮に入れておく必要はあるでしょう。
送電などのケーブル
また山間部などの広大な土地や空き地などに立てられたものは送電などのケーブルにもメンテナンスが必要です。
ネズミや獣などにかじられてしまい最悪断線してしまう恐れも出てきます。
コンピュータなどで管理されていますが以上などあるとこのようなケーブルトラブルなどがあるのでメンテナンスは必要です。